コロナ前に在宅ワークを羨ましく思っていた私が、在宅ワークをしてみたら泣けてきたお話

教育・子育て

「子供を出産する前は子供を育てながらの在宅ワークを心から羨ましく思っていました。」

はじめまして。

私は約1年半前にフルタイムの会社員を辞める決断をし、教育支援事業を立ち上げ経営者となった一児の母です。我が子の成長過程において思うところがあり、子どもとの一緒にいる時間が必要だと感じました。そのため、ライフスタイル、ワークスタイルをシフトする決断をしました。

現在の仕事は、在宅での仕事が可能です。そのため「私の在宅ワーク中に娘を自宅に滞在させる」ことはそんなに問題にはならないと思っていました。

以前は「自宅で子どもと一緒にいながら仕事できるなんてありがたい。」と在宅ワークに関しては楽観視していました。

実は、我が子は最近、転園した幼稚園に行くことをとても嫌がるようになりたまにお休みさせていました。仕事の作業効率はいいとはいえないものの、娘の就寝後に残りを対応するといった形でなんとかやりくりしていました。
でもそれは、1日のこまぎれだけだったからよかったのだと今では思います。

先日、とうとう娘が通う幼稚園でもコロナ感染者発生により、自宅保育のお願いがきました。私は仕事をしながら娘と長い時間を自宅で過ごすことになったのです。

気持ちとしては、娘と一日中いることができるのをうれしく思い、少しでも娘が寂しさを感じさせないようにしたいと思いました。

事前にいくつか1人で遊べるようなものを100円ショップで準備

・ワークブック
・オープンエンドなおもちゃ
・幼児でも簡単に組み立てられるおもちゃ、工作グッズ 

お昼ご飯や、おやつの時間を作り、その時にたくさん会話をして乗り切ろう。そう思っていました。そして、数日間の二人きりの長い時間が始まりました。

1日目 ー比較的スムーズではあるけれど・・・ー


娘:
私が買ってきたワークブック4冊を黙々と一人で取り組んだり、電車のレールをつなげて電車で遊んだり、塗り絵したり。比較的1人で遊んでいた。
私:
たまに娘の遊びのサポートや、お話大好きな娘と会話をしながら1日中仕事をする。進んでいない仕事は、娘の就寝後に対応。


2日目 ーおやおや、仕事が50%も進んでいないではないかー

娘:
ワークブック(4冊)を1日目に好きなものや理解できるものは全てやり切ってしまったので、自分が出来なかったワークブックのページをママとやりたいでんしゃごっこしておかあさんと遊びたいを連発。アンパンマンのロールパンナの役をやって、トーマスのキャラクターのゴードンの役をやって、パーシーの役をやってと様々なキャラクターでの対応を母に求めるようになる。


1人じゃ遊べない」とのこと。

私:
デスクワーク中は席を離れられないため、なんとかパソコンの文字を目で追いかけながら、娘の要求に応えたいと必死。
メッセージを送るテキストをタイピングしながら娘が要望するキャラクターになりきってお話をしていると、その話している言葉をタイピングしてしまったり、逆に娘に返す言葉がメールの文章と同じになって、
「おかあさーん、それなに?」と聞かれたことも。娘就寝後、未対応の仕事にとりかかる。

すると、

1日目とは何か違う。。。

あれ?ほとんど仕事が進んでいない!

この日からいつも以上に遅くまで起きて仕事をするようになりました。
2日目で分かった。

これは毎日続くと仕事が本当に進まないし、睡眠とれない。

仕事が進まないモヤモヤと、娘をかまってあげられないモヤモヤ。

私といる間、我が子はずっと話しかけてきます。

まだ朝の早い時間は、できるだけ顔を見て対応しできる。

でもなぜか全く仕事のメールが読めない。

動画を長時間見てもらったりもした。

ある時、

「おかあさん、動画が終わったよ、次は〇〇が見たいな。」

ちょうど私が集中していて、手を止めたくなかったタイミングで娘から声をかけられた。

その時の私の返答は少し強い口調になっていたかもしれません。

「仕事があと1時間半ぐらいまでかかりそうだから、それまで申し訳ないけど動画以外で遊ぶことできるかな?何して遊ぼうか?使いたいものがあったら教えてくれる?」

などと声をかけ、娘が遊んでみたいものを即座に準備し再度仕事に取り掛かろうとしたその時、

それを聞いた娘が、

「おかあさん、邪魔しちゃってごめんね。」

と私に言いました。

娘は何も悪いことをしていないのに、

この言葉を聞いて、自分の大人げない行為に後悔しました。

「おかあさんの方こそほんとにごめんね。

きつい口調で言っちゃってごめんね。

めろんちゃんは何も悪くないよ。

せっかく一緒にいるのに遊んであげられないなんて

本当にごめんね。

おかあさんも本当はめろんちゃんと一緒に遊びたい。

すごく大好きだし愛しているんだからね。」

と娘に伝えた。

すると、かわいい声で

「おかあさん、私わかってるからね。

大丈夫だよ。

私がおかあさんを守るよ。

私、大丈夫だよ。」

と。

私はこんなに小さい幼児になんてことを言わせているのだと、自分に苛立ちを感じ、どこにもぶつけようのないこの感情に泣けてきてしまいました。

在宅ワークで気が付かされた母親としての初心と危機感

私は娘の大切な幼少期に幸せな記憶の土台を作りたいと強く願い、会社員を辞めたはず。

そして子どもとの時間や教育を大切にしながら、自身のキャリアの向上を目指し会社を立ち上げたはずなのに。

これでは本末転倒だと感じた出来事でした。

コロナ禍の在宅ワークでの危機感

今回の件で、初心を忘れたとともに、感じたこと。もしかしたらこれが虐待に発展してしまう可能性があるということ。

すべての母親は自分の子どもを愛していると信じています。

でも、自分ではコントロールできない・切羽詰まった状況で強い緊張感が続くことにより、子どもを傷つける行為に走ったり、ちゃんと子育てできない自分が嫌になり自暴自棄になって育児や教育放棄してしまうケースがあるのではないかと思います。

孤立した状況で、常に緊張が張り詰めた状況の中、

ほんとは仕事終わらせたかったのに

子どもを養うためにもキャリアアップしなくてはいけない

そのための勉強もしたいのに

基本家事は後回しだけど、今日こそはちゃんと片付けもしたかったのに

子どもと、もっと会話したかったのに

今日もできなかった。どれも中途半端。

多くの理想や目標の達成感に長い間たどり着けない時、迷子になったりする。

毎日のように反省し、でもあきらめず次こそベストを尽くそうと思う。

その想いの繰り返しのなかで、我慢が当たり前になっていく。

そしてそれを我慢とも思わなくなっていく。

そんなママは少なくないのでは。

切羽詰まっていたとしても、重症化していないだけで、もしかしたら、何らかのタイミングでそうなってしまうかもしれないという危機感と隣り合わせだと感じた。

我慢が当たり前でなんとも思わなくなっていく。母親たちの限界はどこまでか?

生活の中心が自分ではなく、子供になっていった。

今は大丈夫。

子どもにイヤイヤ期が訪れた。

まだ、大丈夫。子どもを見守りサポートできる。

イヤイヤ期が終わった頃に自己表現力が豊かになった。
相手は3歳だとしても私とは別の人格を持っているヒト。
会話はスムーズだとしても当たり前に私たちの言うことを聞いてくれない時はある。

なんとか、大丈夫

どこまで私はその様子を見守ればいいのか。

どのように我が子に接していけばいいのか。

様々なことに興味を持つことが出来るこの時期に充分なことを私はしてあげられているんだろうか?才能を見逃してはないだろうか?

仕事や家事だけでなく、毎日、一人のヒトの人生を背負う課題を抱え解決の糸口を探しながら一日を過ごしている。

「育児」となると、周りから見たらたいそうなことはしていないように見えるが、一人一人の将来の大きな可能性を秘めている子どもたちの一番近くにいる保護者は命を預かり、重大な責任を担っているのだ。

子育てにおいて大きな責任を感じ、人生の一大決心で子どもを産んだはずなのに、先日なにも悪くなかった娘が私に「ごめんね」ということを聞き、ショックで心臓音が聞こえるような、なにか息苦しさを感じながら泣けてきてしまいました。

コロナ禍での在宅ワークでなかなか進まない仕事を深夜にしながら、いろいろ考えるきっかけとなった出来事。

多くのお母さま方が笑顔でお子様と接することができ、そして、我慢が慢性的となり、自分を責めがちなお母さまが、自分に優しく日々を過ごされることを願います。

めろんちゃんへ
この前はごめんね。
いつも大好きだからね。
おかあさんより 

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