【ネントレ】で産後早期復帰をスムーズに

教育・子育て

産後復帰というと(所属の会社にもよりますが)1年程取得する女性が多いのではないかと思います。
産後の体を休めゆっくりしたいと思いきや、育児そして、早期復帰をする予定の方は復帰準備。。なかなか休めません。本日はそんな働くお母さまたちにはしっかり睡眠をとってもらいたく「ネントレ」について本日はお話します。

<この記事はこんな方におすすめ>
・ネントレ??と聞いて何それ?と思った方。
・産後1年以内に早期復帰をする予定の方。

「ネントレ」とは?

きっとこの項目を読んでいる方はネントレのことをご存じないと思います。ネントレとは「お眠りトレーニング」のことで、赤ちゃんの体の生活リズムに合わせて眠りの習慣をつけ、赤ちゃん自身が上手に一人で就寝できるようになるトレーニングのことです。

以前、出産後、2、3日目に友人に私の睡眠がなかなかとれない旨を伝えたところ、ネントレのことを教えてくれました。その友人自身が実践し、しっかり夜眠ってくれたという経験を聞き、大まかなやり方を教えてもらい、まだ退院していない病室からすぐにネントレ関連の本を取り寄せ、その後本格的に取り組んでみました。

産後早期仕事復帰にあたり、ネントレをやってきて本当に良かったと思います。例えば、1歳半の時の娘は7時ごろになると自分から、「ママベッドに行こう」と。またある時は7時になると無言で私の手を引いてお部屋に行くようになっていました。また、子どもが7時に就寝すれば、その後ママの時間も作れるわけです。

なのでネントレはママにも優しい、そして赤ちゃん、子どもにもやさしい、まさにサステナブルな取り組みといえますね。もっと多くのママたちに知ってもらいたいなと思っています。

寝かしつけが不要になる?ジーナ式のネントレとは

ネントレといえばジーナ式。これは、赤ちゃんの寝る時間や授乳などのスケジュールをママがコントロールし、赤ちゃんの生活リズムを習慣化させる育児メソッドです。

この育児メソッドは、イギリス王室をはじめ、上流階級や著名人のナニーとして働き、300人以上の赤ちゃんをお世話した経験を持つイギリス人女性、ジーナ・フォードが提唱しているものです。

ジーナ式は完全ミルクの赤ちゃんを基準に考えられているため、完全母乳の赤ちゃんには合わない部分もあるようですので、母乳で育てる場合は特に、ジーナ式のような決まったスケジュールで取り組むのは、少し難しいかもしれません。

また、ジーナ式のスケジュール管理は、親が赤ちゃんにしてあげたいことを我慢してまで行うことではない、という考え方もありますから、そこはママの直感で、ですが、赤ちゃんの時間管理は可能なかぎりママが管理してあげましょう。

私自身、最初にジーナ式を分単位で守って、1か月間程取り組みました。赤ちゃんも個人差があります。なので、ジーナ式のネントレの軸をを理解し、ほかのネントレの書籍の内容をある程度把握した上で、赤ちゃんの様子を見ながら実施していきました。

ネントレの基本的な方法

多くの書籍がでていますが、多くの書籍で共通している重要なポイントについて以下に記載します。

(1)就寝時間・起床時間を定める

この部分はかなり重要です。就寝時間と起床時間をしっかりと決めて、規則正しい生活を心がけることが大切です。

10時以降に成長ホルモンが分泌されるとありますが、その2時間前の8時には就寝していることが理想ではあります。大人の都合で夜遅くまで起きていたり、朝遅くまで寝ていたりすると、生活リズムが整いません。

夜は決まった時間に布団に入り、朝は太陽の光を浴びる。そうすることにより体内時計が調整され、十分な睡眠が取れるようになります。

(2)就寝時の雰囲気とルーティーンを作る

就寝前に、絵本を読む、家族やお気に入りのおもちゃにおやすみの挨拶をするなど、就寝時のルーティーンを行います。毎日就寝前に同じ行動を取ることで、あかちゃんや子どもは「これから眠るんだ」という意識を持つようになります。

またこちらは成長によって体力がつくと、「眠りたくない」という子もいるかもしれません。その時は、お部屋を少しづつ暗くしていき、心を落ち着かせてあげる環境を作ったり、お話声も穏やかに語り掛ける優しいトーンにしたりして、興奮にした気持ちを落ち着かせてあげてください。

我が家の場合は、眠る時間になるとお部屋の明かりのトーンを暗くし、いかにも眠ります的な雰囲気を作っていました。そして「もうママも眠たくなっってきちゃった」とベッドルームに向かうと、娘も寂しベッドルームに来てくれました。

(3)あかちゃんが寝落ちする瞬間にママパパが隣にいないこと

ルーティーン後、一度布団に入ったあと重要なのが、赤ちゃんや子どもが寝落ちするときに、ママやパパがそばにいないことです。これは、赤ちゃんが起きたとき、隣にママやパパがいないとびっくりして大泣きしてしまうことがあるからです。

また、布団に入ってから泣いたときに抱っこしたり、おっぱいをあげたりしたくなるかもしれませんが、まずは少し見守ってみましょう。また布団に入って10分くらい様子を見た後、もし子どもが寝付いていなくてもママやパパは一度退室します。

どうしても泣きやまない場合、背中をトントンしてあげたり、おしゃぶりなど渡してみてください。このときも抱っこや、お話をすると赤ちゃんが確実に目を覚ましてしまう可能性があるので気をつけてください。

子どもが泣いていると、思わず抱っこしたり、おっぱいをあげたくなると思いますが、少し我慢をしてみて、根気よく見守り続けてみてください。

どこまで見守り続ければいいの?子供が泣いているのにほおっておけないなど、そこのバランスが一番難しいと思います。ママがどうしても心が痛むのであれば、そこまでやる必要はないと思います。

参考になる書籍

ネントレ本はいろんな方が出しています。ですのでいろいろ読んでみて自分とあかちゃんに合うものを選んでください。

いろんな理由でネントレを始める方がいますが、ネントレは、赤ちゃんにとっては体の一日のリズムを作り、快適に夜眠れるようになること、そしてママにとっては、夜に自分の時間や、夜泣きに悩まされることなくゆっくり眠ることができる。双方がかなうトレーニングだといえます。

なので一つの本を読んで自分はダメだったと思っても、ほかの方の方法で成功する方もいるので、まずはあきらめず、続けるのみだと思います!

ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 
赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版 Kindle版


マンガでよくわかる  赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
0歳からのネンネトレーニング

産後、活字を読むのに苦労するママたちもいるので、漫画で読めるのはとてもうれしいですよね。

赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割

南アフリカ流のネントレだそうです。こちらは、ミルクから離乳食等の食事のタイミングなども記載されています。

まとめ

早い人は2日とかでもできるようになることもありますが、数週間試行錯誤してみてたら、いつもまにか一人で眠れるようになっているはずです。我が家の場合は、数日で一人で眠れたと思い、すぐに軌道に乗ったと思いきや、1週間後には一人で寝るのを嫌がったり、嫌がったと思えばまた一人で眠れたりと繰り返し、気が付いたら定着していました。

またパパにも協力してもらっていましたが、自分とパパとの認識の違いもあり、なかなかスムーズにいかないこともあったりしました。

でも、いくつかの書籍を読んで大切なのは、以下の3つのポイントだと思います。

・就寝時間・起床時間を決める
・就寝時のルーティーンを作る
・あかちゃんが寝落ちする瞬間にママパパが隣にいないこと

これからママになる方たちは、出産前にいろいろ勉強し、準備をしておいたほうがいいと思います。

出産後はじっくり本を読む時間がないのと、目が疲れやすいため、ほどほどにマイペースにご自身の体をいたわりながらネントレをあかちゃんと一緒に楽しみならやっていってください。

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