キッズ英会話: 0歳から6歳までの楽しい学び方とは?

英語

国際化という言葉は古いと感じるほど、英語を扱えること「英会話」は貴重なスキルで、昨今では、「できて当たり前」になってきたような風潮を感じています。
乳幼児や小学校低学年までの時期は「言語の敏感期(臨界期)」があり、第二言語を学ぶ際には早い段階からの方がいいとも言われています。

言語は、運動と同じように瞬発力が必要な分野でもあり、また英語習得に必要な時間も、年齢によって変わってきます。小学校の勉強で忙しくなってしまう前に、第二言語でもある英語をより自由に扱えるように早いうちから取り組むご家庭も増えてきました。

そのため、ここでは、0歳から6歳までの子どもたちが楽しく英会話を学ぶための方法を今回は「ざっくり」とご紹介します。

0~2歳(感覚運動期)

発達の仕方は個人差がありますが、一般的に1歳半ぐらいから、言葉の意味がわかりはじめます。
この時少し念頭においておきたいのは、理解している言葉 と 使う事の出来る単語 はまた別ものということです。
親の言う事を理解して、指示に従える場合は、理解している言葉は沢山あるけれど、話す言葉が少ないという場合は、まだ言葉を溜め込んでいる状態である、と言う事が出来るでしょう。
またこの時期は、以下のような特徴を生かし、第二言語のインプットをするとより良いかと思います。

<特徴>
・感覚を通じて事物を学び、環境に適応。
・何度も同じ行動を繰り返す「循環反応」がある。

歌とリズムで英語に慣れ親しむ

赤ちゃんの頃から英語に慣れ親しむために、歌やリズムを取り入れる。
子どもにとってシンプルで楽しい歌であれば、英語の音やリズムをなど理解しやすいのではないでしょうか。子どもたちは、自然な形で英語に親しむことができます。

絵本の読み聞かせ

この時期の絵本であれば、繰り返しの言葉遊びや、見やすくシンプルな絵のものを選ぶとよりよいでしょう。絵本を読む際には、声のトーンや感情を込めて読むことで、子どもたちの興味を引きつけてみると、より絵本の世界に入り込んでもらえるかもしれません。

2~4歳(前操作期)

2歳ごろからは、明確でなくても徐々に聞き取りやすい発語・発話の傾向が急によく見られる時期ではないでしょうか。
二歳後半になってくると二語文での会話をする姿をみることが多くなってくると思います。とはいえ、まだ理解できない概念も多いため、その理解に合わせた英語のインプットや、イメージによる思考ができる時期にはいってきたら大人がイメージを膨らませるためのサポートをしてあげられるとより良いかと思います。

<特徴>
・ごっこ遊びがみられる。→イメージによる思考ができる時期
・物事に対するはっきりした概念が未成立。(例:4本足の動物をすべて「わんわん」と呼ぶなど)
・イメージと言語を併用して思考。

絵本の読み聞かせ

この時期からは、会話を楽しく学ぶことができるようになってきます。
そしてここでも、絵本を読む際には、声のトーンや感情を込めて読むことで、興味を引き付け、より絵本の世界を楽しんでもらいましょう。

ゲームで学ぶ楽しさ

子どもたちはゲームを通じて学ぶことが大好きです。英語のゲームやクイズを取り入れることで、楽しみながら語彙やフレーズを増やすことができます。

興味を引くトピックを選ぶ

子どもたちの興味にフォーカスしたトピックを選ぶことで、学習のモチベーションを高めることができます。乗り物、恐竜、動物、宇宙、おとぎ話など、子どもたちが好きなテーマを取り入れて学びを進めることも楽しく英語を使うことができるひとつの方法でもあります。

ロールプレイを楽しむ

この時期の子どもたちは想像力が豊か。お医者さんや先生、シェフなどの役割を演じることで、日常英会話を楽しく学ぶことができます。実はお人形やぬいぐるみを使ってロールプレイをすることで、自然と発話ができることもあります。子どもたちが楽しく会話できる環境つくりも必要ですね。

4~6歳(前操作期)

4歳ごろからは、発音がほぼ完成する時期といわれています。完全な三、四音節語、五、六語文を話したり、脈絡のある話が出来る姿を見られることも多くなってくる時期です。
自分が知っていることが他人も知っていると思っていたり、他人の心を推測することが次第にできるようになってきます。そのため、道徳を学ぶ本などを通し、マナーを学ぶ時期に適しているとも言われています。

<特徴>
・一般的な概念に近づく時期。
・論理的思考ができず、直感的な判断をする。→「保存」の概念がない。
・筆圧が安定していない。→「書き」に対しては焦らせないことが必要。

まとめ

日本語環境だからこそ、家庭内で英語環境を作るのことの大切さ

日本人である私たちは、日本語で毎日生活していて非常に困ることは今のところあまりないかもしれません。ただ将来的にも英語は必須になることは確かです。
ただ、英語を使う環境がほとんどない中、それを維持するのは非常にむずかしいため、私たちは家庭環境でも英語を取り入れるていき、英語にふれていくことがとても大切になってくるのではないかと考えます。

子どもには子どもの年齢に適したアプロ―チがあります。
幼児から小学校までの子どもたちが英会話を楽しく学ぶためには、歌や絵本、ゲーム、ロールプレイなどさまざまなアプローチを活用することが重要です。家庭環境でも英語を楽しむ場を作り、子どもたちの好奇心と成長をサポートするのも保護者にとってはとても楽しい経験となります!

子どもたちの英会話学習にお役立ていただければ幸いです。

タイトルとURLをコピーしました